Flutter のデフォルトでは iOS/Android が有効になっていますが、ここではデスクトップアプリ(macOS)を有効化してデスクトップアプリを開発&ビルドする方法について解説します。
Flutter のセットアップ
SDK チャンネルを変更する
Flutter のデスクトップアプリ(macOS)は現在(2020年2月時点)まだ Flutter SDK の stable チャンネルでは利用できないので、以下のコマンドで SDK チャンネルを master に変更します。
# SDKチャンネルを変更
flutter channel master
# SDKも更新しておきます
flutter upgrade
デスクトップアプリを有効にする
以下のコマンドでデスクトップアプリ(macOS)を有効にします。
# macOS デスクトップアプリを有効にする
flutter config --enable-macos-desktop
#(無効にしたい場合のコマンドはこちら)
flutter config --no-enable-macos-desktop
プロジェクトの作成
以下のコマンドで新規プロジェクトを作成すればデスクトップアプリが含まれるプロジェクトが生成されます。
flutter create myapp
※ 既存のプロジェクトに web を追加したい場合は、プロジェクトのルートに移動してから、以下のコマンドでデスクトップアプリを追加することができます。
flutter create .
開発&デバッグ
デスクトップアプリを有効にすると、利用可能なデバイスに macOS(desktop) が追加されるので、これを使って開発&デバッグを行っていきます。

※ コマンドから起動する場合はこちら。
flutter run -d macos
ビルド
リリース用のアプリをビルドする場合は以下のコマンドを使います。
flutter build macos
ビルドされたアプリケーション(macOS)はプロジェクトの以下のフォルダに出力されます。
- Build/Products/Release/[アプリ名].app
出力された [アプリ名].app を実行すればデスクトップアプリが起動します。

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